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道路計画(大蛇)に飲み込まれる過去の川。生活の痕跡(平和台~田柄)

現在、道路工事で大きく変貌しつつある有楽町線平和台駅周辺で出逢った、生活の痕跡やら
田柄無間暗渠のその後などを綴っていきます。

平和台、という瑞祥地名、その名の通りの比較的フラットな地勢に、
ザワザワする要素は少ないかと思われましたが、そんな前評判は簡単に裏切られたのでした。

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グーグルアース画像の左上から右下にかけて、道路工事が着々と進行中。


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上の画像とは方角が回転してしまうけれど(右に一回転すると上のグーグルアースの画像と方角が一致します)、
まるで大蛇が這うような道路計画。



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道路沿いに金網で囲われた空間。収用された土地に残る暮らしの痕跡。
大きめのタイル痕は玄関口でしょうか。

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金網越しに覗くと、
建物の土台痕から枯草たちが上を目指していました。

タイルが貼られた部分は土台とか基礎並みに除去しにくいのか、他所でも痕跡的に散見されます。
「此処に在り続けるのだ」という意志や矜持のようなものを感じ取りました。

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金網の外。

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金網の中。
外と、内を行ったり来たり。
細かい目地のタイルが残っていました。

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この四角い空間はお風呂場の痕跡でしょうか?
強く、激しく惹きつけられました。

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完全に、感傷的になっている自分がいました(何に対してだ?)

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反対側から眺めると、銃弾痕のごとき穴が幾つか。
お隣の大きな庭石は元々この位置なのか、集約したのか。。
石舞台古墳を彷彿とさせませんか?


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遠景。広い空き地の中に、ぽつんと庭石?と浴槽?跡だけが残されている。

残置物があるので「更地」とは呼ばない。しっかりとした存在感を放っています。




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びっくり顔だったのに・・・



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表情が険しくなってる



この辺り、自分の作業用地図には水路跡も書き込まれていましたが、完全に飲み込まれた模様です。

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1997年撮影のグーグルアースより。



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飲み込まれた地点です。
すぐ脇がクリーニング屋さんでした。
飲み込んだのは、あの大蛇。

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「私は平和台薬局です。」
体温計のサインが気に入りました。水銀♪水銀♪


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馬頭観音さま脇の道も(歩路??)工事に伴って
閉鎖されていました(暗渠っぽくみえる。)




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かなり深い名称の塾に遭遇。


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名称が深い一方で、対照的にロックなキャラクター達。


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チェケラ!イエイ


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この日は六に縁のある一日だった気がします。
思わぬところで、人生至る所に分岐点在り。
まあ季節柄でもありますし。

あとは池袋の六つ又交差点などが揃えばコンプリート感が出るでしょうか。

余談乍ら、1km強離れた場所(場所は板橋区)に「六道の辻」という交差点名があり実際に変則的な六差路を呈した場所があるのですが、
地下で何か関係しているのか?などと邪推。
12差路のシャンゼリゼならぬ、ハーフ・シャンゼリゼ。
私はこういった、他所の方が聞いたらつまらぬであろう比喩比較をするのを、散策時の楽しみの一つに掲げています。
暗渠でも大河でも、中洲的な地に出逢えば、マンハッタンを思い浮かべて独り諧謔的な心持で満たされるのです・・


[参考]六道の辻
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道路工事現場の一角に、不思議なインフォメーションコーナーがありました。
(南北線の駅にある、謎の薄暗い空間:ふれあいコーナー思い出す。
看板にも「fu・ re ・a ・i corner」 と併記されている点が、いつも私の心を激しく波立てるのだ!!下に参考写真を掲載しています。)

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切り株がまだらにペイントされていたり、色々と不安や乱れを感じる一角になっていました。


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足元に注意しつつ、栓に忍び寄る魔の手。
何の示唆なのか。
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「みんなの休憩所 平和台名物 THE 憩い」

“労働 連帯 ”というようなイメージではなく、

みんなの和気あいあいとした休憩時間が目に浮かんできます。


【参考写真 南北線本駒込駅 ふれあいコーナー】

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平和台の駅から少し北西の地点にとても惹きつけられる一角があり、以前から気になっていました。
コインランドリーの痕跡と、石仏と。
銭湯があったのだろうなと調べてみたら、今車が置いてある場所にかつて「竹の湯センター」が在ったとか。


田柄方面に向けて更にさまよいます。

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途中にある民家軒先に置かれた蛇の置物。
大蛇の化身か子分かも。
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田柄川の谷に向かう時に一番気持ちが高まる箇所と云えば、この膨らみ。
湾曲するには、理由がある筈、でそれをあれこれ想像するのが楽しい。
(京都の清水五条辺りの鴨川が西へ湾曲しているのは、阿弥陀ヶ峰の裾野が張り出しているから・・・というお話も好き。)

この辺りには「下田柄の溜池」という池があったのだそうです。(池の位置大きさは適当に図示)

不意に、時にこの膨らみが、餌を飲み込んだ蛇にも見えてくるのです。
なんだか本当に蛇づいてきましたね。

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・・・
久しぶりに田柄川緑道に足を延ばしたところ、こちらも当該道路工事で通行止めとなり、緑道が一部区間分断されている現場に遭遇したのです。
こんな事態になっていたとは。

「田柄川の受難」
ポツリと独りつぶやいたの、警備員のおじさんは気づいていただろうな。




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反対側に廻り込みます。
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ちょちょちょっと、看板の差し込んである土台・・・(何なのだ、この余韻)


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暫く訪問しない間の、時の流れと展開の凄まじい事。


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ここも久しぶり。
「町」の字が外れそうな点に、時の経過を感じ取りました。
以前、憑りつかれたようにこのあたりの無間暗渠や(地下水の)水道組合について綴っていましたっけ。
(秩父系統の水と聞いたことがありますがどうやって判定するのでしょう~・・・?)

過去記事はこちらからどうぞ。


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(以前撮影した写真)


ここまで来たら、田柄のクレイジー(賛辞です)暗渠に挨拶するのが必然コースです。
準備は良いか。

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誰が置いたの?
潮騒的通過儀礼アイテムなのかもしれない、と暫し臆しておりました。

「このタライを、越えてゆけ。」
「否。到底越えられませぬ。」

インビジブルな物たちとの応酬が続きます。

※尚、タライに関しては以前から「暗渠サインの動産部門」として当ブログではビールケース同様に位置づけられています。
(下の方に喜楽沼近辺の貫井川暗渠における参考事例画像を貼っておきました・・・同区内ですし)



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初めて来たときは雨上がりで、どうしようもなく荒れた攻撃的暗渠でしたが、だいぶマシになった印象を受けました。
過去記事の写真と比較すると、溜まりまくった(今すぐにでも腐葉土になれそうな)落ち葉が取り除かれて、少しすっきりした見た目になっています。
赤い梯子は健在。
こちらの暗渠が本領を発揮するのは、間違いなく梅雨時~夏。

間違いないんだ。

定例ながら、過去、近過去、散策当日目の当たりにした変貌ぶり、今後予想される明らかな変化が頭を巡り
感傷で押しつぶされそうになってしばしの間、うずくまる。
大蛇が静かに動いている脇で。


【 参考画像 タライ on 暗渠 at 貫井川暗渠(喜楽沼跡地の近く)練馬区内での類似事例 3年ほど前の写真です。 】

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ハンギング物件且つ、此の整然ぶりたるや。
楽器のような楽しさと几帳面さ。

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by onnbubatta | 2016-03-19 15:28 | 田柄川 | Comments(3)


暗渠、猫、池、高低差、崖、弁天、軍遺構、建築、階段、廃線、天体   その他徒然(適当です)


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